有名なバイオリン二重奏曲と聞いたら、どの曲を思い浮かべるでしょうか。
誰かと一緒に演奏するって、とても楽しいですよね。
そこで今回は、有名なバイオリン二重奏曲TOP10をご紹介!
有名ランキング順に、聴きどころや難易度を詳しく解説していきます。
また、初心者でも弾けるかっこいいバイオリン二重奏も合わせて紹介していきます!
バイオリン二重奏の有名曲TOP10
いよいよ、有名なバイオリン二重奏曲の有名ランキングをご紹介!
ここではTOP10まで、それぞれ曲名・作曲家・時代を表形式でまとめてみました。
順位 | 曲名 | 作曲家名 | 時代 |
1位 | 2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043 | バッハ | バロック |
2位 | 2つのバイオリンのための協奏曲 イ短調 Op.3-8 | ヴィヴァルディ | バロック |
3位 | 2つのバイオリンとピアノのための5つの小品 | ショスタコーヴィチ | 現代音楽 |
4位 | ナヴァラ Op.33 | サラサーテ | ロマン派 |
5位 | エチュード・カプリース Op.18-4 | ヴィエニャフスキー | ロマン派 |
6位 | 2つのバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調 Op.3-5 | ルクレール | バロック |
7位 | 2つのバイオリンのための44のデュオ Sz.98 | バルトーク | 印象派 |
8位 | デュオ・コンチェルタンテ ニ長調 Op67-2 | シュポア | ロマン派 |
9位 | 2つのバイオリンのためとピアノのための組曲 Op.71 | モシュコフスキー | ロマン派 |
10位 | 2つのバイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56 | プロコフィエフ | 現代音楽 |
ここからは、有名ランキング順に聴きどころと難易度を解説していきます!
バッハ/2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
バッハ/2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
難易度:★★☆☆☆
バイオリン二重奏曲と言ったら、この曲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
とても人気のある、明るく軽やかなバイオリン二重奏曲です。
スズキメソード教本の4巻・5巻に載っています。
4thポジションまでなので、ポジション移動(左手の位置の移動)ができる方なら挑戦できる曲です。
バッハ/2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043のyoutube動画はこちら
ヴィヴァルディ/2つのバイオリンのための協奏曲 イ短調 Op.3-8
ヴィヴァルディ/2つのバイオリンのための協奏曲 イ短調 Op.3-8
難易度:★★☆☆☆
明るく華やかな雰囲気のあるバイオリン二重奏曲。
8分音符それぞれを正確な長さで弾くのが少し難しいです。
3rdポジションまでなので、ポジション移動ができる方なら挑戦できる曲です。
ヴィヴァルディ/2つのバイオリンのための協奏曲 イ短調 Op.3-8のyoutube動画はこちら
ショスタコーヴィチ/2つのバイオリンとピアノのための5つの小品
ショスタコーヴィチ/2つのバイオリンとピアノのための5つの小品
難易度:★★☆☆☆
美しく優雅な雰囲気のバイオリン二重奏曲。
1~2ページほどの曲が5曲入っているので、気軽に取り組める曲です。
5曲全てでまるで踊れそうな雰囲気があります。
4thポジションまでなので、ポジション移動ができる方なら挑戦できる曲になります。
ショスタコーヴィチ/2つのバイオリンとピアノのための5つの小品のyoutube動画はこちら
サラサーテ/ナヴァラ Op.33
サラサーテ/ナヴァラ Op.33
難易度:★★★★★
難しいテクニックが詰まったバイオリン二重奏曲。
高音が非常に多いだけでなく、左手ピチカートやフラジオレットといったテクニックまで必要としています。
また、バイオリン同士のひとつひとつ音を合わせるのが、かなり難しいです。
ただし、うまく弾けると華やかで、聴きどころ満載の曲です。
サラサーテ/ナヴァラ Op.33のyoutube動画はこちら
ヴィエニャフスキー/エチュード・カプリース Op.18-4
ヴィエニャフスキー/エチュード・カプリース Op.18-4
難易度:★★★★☆
軽やかで軽快なバイオリン二重奏曲。
1stバイオリンと2ndバイオリンとで難易度が変わり、1stバイオリンの方が難しく、音の量もかなり差があります。
テンポが速く、高音が多いですが、音は取りやすいので、4オクターブ音階が弾ける方なら挑戦できる曲です。
ヴィエニャフスキー/エチュード・カプリース Op.18-4のyoutube動画はこちら
ルクレール/2つのバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調 Op.3-5
ルクレール/2つのバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調 Op.3-5
難易度:★★★☆☆
少し重い雰囲気がありながら、華やかさも持ち合わせているバイオリン二重奏曲。
第1・3楽章では、バイオリン同士のメロディーの絡み合いや重音によって、華やかさを演出しています。
第2楽章は、メロディーと伴奏に分かれていますが、優美な旋律により華やかさを生み出しています。
ルクレール/2つのバイオリンのためのソナタ第5番 ホ短調 Op.3-5のyoutube動画はこちら
バルトーク/2つのバイオリンのための44のデュオ Sz.98
バルトーク/2つのバイオリンのための44のデュオ Sz.98
難易度:★☆☆☆☆
1分前後の曲が44曲入っているバイオリン二重奏曲。
数字が上がるにつれて重音が増えたり、バルトークらしい独特なリズムが取りにくいです。
ただし、ポジション移動がなく、重音が弾ける方であれば挑戦できる曲になります。
バルトーク/2つのバイオリンのための44のデュオ Sz.98のyoutube動画はこちら
シュポア/デュオ・コンチェルタンテ ニ長調 Op67-2
シュポア/デュオ・コンチェルタンテ ニ長調 Op67-2
難易度:★★★★☆
第1・3楽章は明るく軽やかな雰囲気があり、第2楽章ではしっとりと響きを響かせるような曲です。
重音が多く、音の取り方に慣れる必要があります。
また、頻繫に臨時記号が出てくるので、音の取り方にも慣れる必要があります。
シュポア/デュオ・コンチェルタンテ ニ長調 Op67-2のyoutube動画はこちら
モシュコフスキー/2つのバイオリンのためとピアノのための組曲 Op.71
モシュコフスキー/2つのバイオリンのためとピアノのための組曲 Op.71
難易度:★★★☆☆
明るく華やかさのあるバイオリン二重奏曲。
終始、バイオリン同士のメロディーの絡み合いが美しい曲です。
楽譜を見ると複雑そうに見えるのですが、音が取りやすく、重音も取りやすいです。
モシュコフスキー/2つのバイオリンのためとピアノのための組曲 Op.71のyoutube動画はこちら
プロコフィエフ/2つのバイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
プロコフィエフ/2つのバイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
難易度:★★★★☆
情熱的で独特な世界観のあるバイオリン二重奏曲。
バイオリン同士のメロディーの絡み合いが激しく、聴きどころポイントです。
ひと味違う雰囲気も魅力の一つなのですが、現代音楽の弾き方に慣れていない方には、難しく感じるでしょう。
プロコフィエフ/2つのバイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56のyoutube動画はこちら
初心者でも弾けるかっこいいバイオリンデュオの曲
先ほど、ご紹介した中で一番簡単なバイオリン二重奏曲は、バルトークの2つのバイオリンのための44のデュオ Sz.98です。
唯一、ポジション移動がなく、重音が弾ける方であれば44曲のほとんどを弾くことができます!
バイオリンを始めて間もない方でも、挑戦できる曲です。
また、他にもホーマンの教則本では、全てバイオリン二重奏の練習曲になっています。
バッハのガボットも載っていたり、有名な曲も入っているので、初心者の方におすすめです。
クラシックだけでなく、ジブリやディズニーなどの曲で、簡単にアレンジされているものもあります。
- 海の見える街(魔女の宅急便)
- 風のとおり道(となりのトトロ)
- ホールニューワールド
- 美女と野獣
上に挙げた4曲はほんの一部ですが、簡単にアレンジされた曲はたくさんあります。
それでは、初心者でも挑戦できるようにアレンジされた曲集を3つ紹介します。
迷ったらこれがおすすめ!
1stポジションで全曲弾けるので、初心者の方におすすめです。
バイオリンを始めて間もない方でも挑戦できる曲集で、初めてバイオリン二重奏を弾く方にぴったりな1冊です。
一度は耳にしたことのある曲がジャンル問わず詰まった曲集です。
こちらも、初めてバイオリン二重奏を弾く方におすすめです。
映画の挿入曲や誕生日やクリスマスにぴったりの曲が載っています。
3rdポジションが出てくるので、上の2冊よりも少し難易度が上がります。
バイオリン二重奏のかっこいい有名曲まとめ
ここまで、バイオリン二重奏についてまとめました。
- バイオリン二重奏TOP10
- 初心者でも弾けるバイオリン二重奏
ぜひ、参考にしてみてください!
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