バイオリンの肩当ては、演奏する姿勢や音色に大きく影響します!
正しい肩当ての付け方や、肩当てが自分に合わない時にどうすべきかは、知っておきたいですよね。
この記事では、バイオリンの肩当ての付け方を画像と動画で2パターンご紹介します。
また、肩当てが合わない時の高さの調整方法や固定するためのやり方まで詳しく解説!
後半では、筆者おすすめの音色が良くなる肩当てについても書いていますので、ぜひチェックしてくださいね^^
バイオリンの肩当ての付け方【空中編】
バイオリンの肩当てを付ける時って、なんだか落としてしまいそうで怖いですよね。
最初はドキドキするかもしれませんが、慣れれば5秒で装着できるので、ぜひやってみてください!
まずは空中でつけるやり方を紹介していきます。
まず、左手でバイオリンの裏側を自分の方へ向け、バイオリンを横にします。
この時、バイオリンの表面を机や床に付けてやらないようにしてください。
駒が倒れるなどバイオリンの故障に繋がりますので、左手で持って空中で行うようにしましょう。
肩当ての太い方を上にして、バイオリンの最も膨らみのあるところに肩当ての足を引っかけます。
引っかからない場合は、足の向きが逆になっていることがありますので、足の向きを確認してください。
反対側の足も同様に引っかけ、肩当てがほぼ水平になるまで押し込んだら完了です!
この時に肩当てをしっかり押し込んでおかないと、演奏中に肩当てが外れてしまいます。
そのため、肩当てが止まるまでしっかりと押し込むようにしましょう。
バイオリンの肩当ての付け方【抱える編】
私がやっている肩当ての付け方はこちらです。
バイオリンの裏返し、脇に抱えるようにすると両手を使って装着できます。
5歳くらいの子供でも、この方法だと一人で取り付けることができます!
バイオリンの肩当てが合わないってどんな時?
バイオリンの肩当てが合わないというのは、バイオリンを楽に挟むことができない状態を表します。
例えば、強い力を加えないと安定しない、楽器が斜め下向きになってしまうという場合、バイオリンを楽に挟めているとは言えませんよね。
また、首が長い方だと肩当てが低すぎて首が前に出てしまったり、なで肩の方だと肩当てが滑ってしまうこともあります。
どの場合でも、無理な姿勢でバイオリンを挟むことになるので、身体の痛みや弾きにくさを引き起こす原因となります。
そのため、軽い力で楽にバイオリンを挟めない時は、肩当てが合わないのかなと思うようにしましょう。
バイオリンの肩当ての調整方法
バイオリンの肩当てが合わない時は、肩当ての調整をしてみましょう。
- 肩当ての高さを変える
- 肩当ての向きを変える
- 調整しても合わない場合は肩当てを変える
それぞれの肩当ての調整方法について詳しく解説していきます。
肩当ての高さを変える
肩当てが合わないと感じたら、まずは肩当ての高さを調整しましょう。
肩当ての足をクルクルと回すだけで、簡単に高さを変えることができます。
高さを上げすぎると足が外れやすくなるので注意しましょう。
肩当ての向きを変える
肩当てが合わない時は、つける向きを変えると解決することもあります。
肩当ては、水平に付けるのがスタンダードです。
しかし、人によって体格が違うため、水平であることが必ずしも正しいというわけではありません。
あくまでも楽にバイオリンを挟めれば問題ないので、少しずつ肩当ての向きを変えてみましょう。
調整しても合わない場合は肩当てを変える
肩当ての高さや向きを変えても合わない場合は、肩当て自体を変えた方が良いです。
肩当てによっては高さ調整が幅広くできるものや、肩当てのカーブの深さ自体が異なるものがあります。
楽器店などで肩当ての試着を実施しているところもあります。
肩当ての試着ができるか楽器店に問い合わせし、可能であれば自分のバイオリンを持って行って試してみると良いでしょう。
実際に構えて音を出してみると、自分に合っているかどうか分かりやすいですよ^^
バイオリンのKUNの肩当ては固定しにくい?
バイオリンの肩当てのKUNが固定しやすいかどうかは人によります。
KUNは有名メーカーであり、この肩当てを使っている人は多いです。
しかし、「しっかりと固定された状態でバイオリンを弾ける」という声がある一方で、「練習中にすぐ外れる」という話も耳にします。
実際に私の生徒さんも、レッスン中に何度もKUNの肩当てが外れる方が複数いました。
これは単純に、肩当てが合っていないことが原因と考えられます。
どの方も、肩当てを変えたら「楽器を構えやすくなった」と言っていたので、KUNの肩当てが外れる方は他のものを試してみてください!
バイオリンの肩当てのおすすめ
たくさんあるバイオリンの肩当ての中から、筆者のおすすめを3つご紹介していきます。
- MACH ONE(マッハワン)
- Viva La Musica(ヴィヴァ・ラ・ムジカ)
- KUN Bravo(クン・ブラボー)
それぞれの特徴を解説していきます!
MACH ONE(マッハワン)
MACH ONE(マッハワン)は人間工学を基に作られており、独特のカーブが肩にフィットしやすくなっています。
肩当ての重さが非常に軽いため、バイオリンの響きを邪魔せず、肩当てなしで弾いているかのような音色を出すことができます。
そのため、プロのバイオリン奏者の方にも幅広広く愛用されています。
実際に私も、この肩当てが一番音が良いと思ったのですが、残念ながら体に合わず、泣く泣く断念しています(´;ω;`)
Viva La Musica(ヴィヴァ・ラ・ムジカ)
Viva La Musica(ヴィヴァ・ラ・ムジカ)は肩当ての脚が360度回転するため、足の幅や高さ・角度まで自由に調整できます。
そのため、幅広い体格の方にフィットしやすい肩当てになります。
また足を折りたためるタイプなので、ケースに収納しやすいです。
私が現在愛用しているのがこちらで、マッハワンの次に音が良く、体にも合ったので使っています。
KUN Bravo(クン・ブラボー)
KUN Bravo(クン・ブラボー)は初心者~上級者まで幅広く愛用されている肩当てです。
KUNシリーズの中で一番高さを幅広く調整できるので、首が長い方にもおすすめ!
丈夫で安定感があるので、とても弾きやすい肩当てになります。
同じKUNのプラスチック製に比べると、音がよく響き、安定感が増します。
バイオリンの肩当ての付け方と調整方法まとめ
ここまでバイオリンの肩当てについてご紹介していきました。
- バイオリンの肩当ての付け方2パターン
- バイオリンの肩当てが合わない時は高さや向きを調整する
- おすすめのバイオリンの肩当て3つを紹介
肩当てはバイオリンを演奏する姿勢に影響する重要なアイテムです。
必ず自分に合ったものを、自分に合った状態で使ってくださいね♪
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