バイオリンとピアノはどちらが難しいのか?ご紹介します。
バイオリンとピアノは習い事の中でも人気がありますよね(特にピアノはダントツ!)。
子供の習い事や大人になって楽器を始めるのに、どちらがいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
バイオリンとピアノはどっちが難しい?両方始めるのもあり?などなど…
バイオリンとピアノはどちらが難しいのか、両方習うメリットやデメリットについてもあわせてご紹介します。
バイオリンとピアノはどちらが難しい?
ピアノとバイオリン、個人的な意見ではバイオリンの方が難しいと思います。
それは、現役バイオリン講師の私でもいまだに弾けない曲がたくさんあるからです。
とはいっても、ピアノとバイオリンはどちらも難しい楽器。
演奏方法や姿勢、音の出し方などが全く違うため、それぞれ違った難しさがありますよ。
また、プロを目指すのか?趣味で始めるのか?
目指す目標によっても難しさは変わってきますよね。
ピアノとバイオリン、それぞれの難しさを詳しくご紹介します!
バイオリンの難しさ
バイオリンは、楽器の中でも難しいと言われていますよね。
バイオリンが難しいと言われている理由は以下の4つです。
- 正しいフォーム
- 音程の取り方
- 音符の数が多い
- 奏法の取得
まず、バイオリンは正しい姿勢や構え方、指の置き方など基本的なことがとても大切です。
しかし、正しいフォームが難しくて変な癖がついてしまう方が多いです。
変な癖がついてしまうと演奏や技術にも影響してくるため、必ずプロに教えてもらって正しいフォームを覚えましょう。
また、バイオリンは正しい音程を取ることがとても難しいです。
基本のフォームが身に付けばある程度は定まりますが、そこから先は音感も必要です。
これは練習しながら身に付けていくのが良いですね^^
そして、バイオリンに慣れてくると、いろいろな曲にチャレンジしますよね。
バイオリンにはビブラート、スピッカート、ピチカート、重音など…
さまざまな奏法があり、1つずつ習得する必要があります。
習得するためには、奏法ごとにそれぞれ練習が必要になるため、全てを習得するのは正直大変です(そこが良さでもあります!)。
そして、バイオリンの曲は他の弦楽器や管楽器に比べると音符の数が多いです。
16分音符などの細かい音を演奏することも多くある他、和音は4つまでの音を同時に弾くことができます。
また、どの指を近づけると音程が定まるかなど、表面的な音以外にも読み込みが必要なので、この辺りは難しい部分かなと私でも感じます。
しかし、バイオリンでキレイな音が出せるようになった時や新しい奏法を取得したときなど…
大変なこと以上に達成感や感動もありますよ!!!
ピアノの難しさ
ピアノの難しさは以下の通りです。
- 左右の手が別々の動きをする
- 運指のパターンが多い
- 表現力が必要
ピアノは鍵盤を押すだけで音が出るため、音を出すだけなら簡単です。
音程を取る必要もないため、そういった面ではバイオリンと比べるとはじめやすいでしょう。
しかし、鍵盤のタッチなどで音色や和音の響きが大きく変わります。
曲やパートに合わせて弾き方を変える必要があるため、美しい音を出すのにはもちろん練習が必要です。
また、ピアノでは両手で全く別の動きをしますよね。
左右が全く関係ない動きをするため、最初は難しくて片方の手につられてしまいがち。
さらに運指のパターンも多く、最初は難しいといわれています。
10本の指で88鍵を操るには、運指のパターンを身に着けることが大切ですよ。
しかし、バイオリンに比べるとピアノは難しい曲でもミスなく弾けるようになります。
ピアノで最も難しいのは、表現を磨くこと。
楽譜通りにミスなく演奏するだけでなく、曲のイメージや雰囲気に合わせた演奏ができるかが難しいのだと思います。
そのため、始めやすイ楽器ではありますが、プロを目指すとなるとかなり難しい楽器だと思いますよ。
子どもに習わせるならバイオリンとピアノどっちがおすすめ?
結論からお伝えすると、子供興味がある、好きな方がおすすめです。
親としてはピアノを習わせたい、バイオリンを習わせたいという理由や気持ちがあるかもしれません。
しかし、せっかく始めても本人が好きじゃないと続きません。
ピアノやバイオリンを購入し、レッスンに習い始めたのにすぐに辞めてしまうのは勿体ないし、悲しいですよね。
そのため、バイオリンとピアノで子供がやりたい方、好きな方を選びましょう!
とはいっても、どちらが将来役に立つのか、見え方はどうなのか?などが気になりますよね。
実際、ピアノを習っている子どもは多いです。
そのためバイオリンを弾けるとかっこいい、凄いなどのイメージを持たれやすく、人からの印象がいいです。
ピアノは習っている子どもが多いので、弾けるだけではすごい!と思われることは少ないですよね。
しかし、ピアノを習っていることで、将来役に立つ可能性があります。
プロの音楽家以外でも音楽療法士、保育士、幼稚園教諭、音楽教師などピアノが弾けることで選ぶ職業の幅も広がりますよ。
大人にはバイオリンとピアノどっちがおすすめ?
大人でもバイオリンとピアノ、好きな方がおすすめです。
大人でも興味がある、好きな方じゃないと続きません。
特に大人は忙しい時間の中で練習をしなければいけませんよね。
そのため自分がやりたい!と思う方を選びましょう。
もし、バイオリンとピアノどちらも興味があって、両方やってみたいという方は体験レッスンを受けてみましょう。
1度でも体験してみるとなんとなく自分に合っている方が分かると思います。
また、弾きたい曲や好きな曲が多い方で選ぶのもおすすめですよ。
バイオリンとピアノを両方習うことはできる?
バイオリンとピアノを両方習うことはできます。
実際に両方習っているという方もいますよ。
しかし、両方習うにはメリット、デメリットどちらもあります。
バイオリンとピアノ両方習う習うメリット、デメリットを詳しくご紹介します!
バイオリンとピアノを両方習うメリット
バイオリンとピアノ、両方習うメリットは以下の通りです。
- 楽譜の理解が早くなる
- 基礎音感が身に着く
- 表現が豊かになる
- 選択ができる
バイオリンとピアノ両方習っていることでのメリットは多いです。
まず、楽譜への理解度が高まります。
どちらかだけ習っている方に比べると、両方習っている方の方がスラスラ読めるようになるのが早いと思いますよ。
バイオリンとピアノ、両方ともルールを理解したり、楽譜がある程度読めるようになるのには時間がかかります。
少しでも早く理解できると上達も早くなりますね。
両方習っていることのメリット2つめは基礎音感が早く身に着きます。
ピアノは調律されているため、12平均律の音しか出ず、周波数を知らないうちに体が吸収してくれています。
そのため、自然と音感が身に着くんですね。
それに比べてバイオリンは12平均律の音以外も出すことができ、多少音程がずれてしまっても分からない方もいます。
しかし、ピアノとバイオリンを両方習うことで音感が身に付きバイオリンでも正しい音程で演奏できるようになりますよ。
また、バイオリンはピアノと違い12平均律以外の音を出すことができると説明しましたが、これはピアノには出せない音が出せるということです。
そのため、バイオリンは表現力を養うことができる楽器だと思いますよ。
ピアノは表現力がないと難しい楽器のため、両方習うことで表現力をアップさせるのもおすすめです。
もし両方習って、やはり合わないとなってもどちらか選択することもできますよね。
子供の頃両方習っていて、学生時代はピアノだけにしたけど大人になってバイオリンを始めたなど…
もちろんその反対の方も多いです。
両方習っていれば挫折してしまったとき選択ができるのはとても大きなメリットだと思いますよ♪
バイオリンとピアノを両方習うデメリット
バイオリンとピアノ、両方習うデメリットは以下の通りです。
- 練習時間が減ってしまう
- 混乱してしまう
両方習う最大のデメリットはそれぞれの練習時間が減ってしまうことです。
バイオリンとピアノ、毎日両方の練習をしなければいけないため、練習時間が減ってしまうのはしょうがないことですよね。
とはいっても、どちらかだけ習っていても練習しない、できない人もいますよね。
毎日しっかり時間を決めて少しずつでも練習することが継続できれば、両方習うことは可能だと思います。
また、バイオリンとピアノでは譜読みや指番号の違いで混乱してしまう可能性があります。
例えば指番号はピアノは親指から1、2、3と数えますが、バイオリンは人差し指から数えます。
同時に習い始めると、覚えることも多くて混乱しやすいですよね。
そのため同時に習い始めるのではなく、どちらかで基礎をつけてから始めるのがおすすめですよ。
どちらかだけ習っていても両方習っていても、子供の習い事の場合は親御さんのサポートが必要です。
最初は大変ですが、バイオリンもピアノも習うことでのメリットの方が絶対に多いです!
始めたいと思っている方はぜひチャレンジしてくださいね。
ヴァイオリンとピアノはどちらが難しいかまとめ
バイオリンとピアノはどちらが難しいのかについてご紹介しました。
- バイオリンとピアノはそれぞれ違った難しさがある
- どちらか難しいかは人それぞれだが、個人的にはバイオリンが難しい
- ピアノの難しさ、バイオリンの難しさをご紹介
- バイオリンとピアノどっちも習うことでのメリットが多い
- メリットとデメリットをご紹介
バイオリンとピアノどちらもそれぞれ違った難しさがありますね。
どちらを始めようか悩んでいる方は自分がやりたい、興味がある楽器をはじめてみてくださいね!
どちらも習うことでのメリットも多いので、両方習ってみるのもおすすめですよ♪
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