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バイオリンのアジャスターを全部つけるのはNG?デメリットを解説]

バイオリンのアジャスターを全部つけるのはNG?

バイオリンのアジャスターは全部つけるのはNGなのかについてご紹介します。



音程の微調整に欠かせないアジャスター。

最近ではスワロフスキーや宝石などが付いた、デコアジャスターも大人気ですよね♪

しかし、アジャスターを全部つけるのはNGという声もあります。

実際、アジャスターを全部つけてもいいのか?

アジャスターの種類やアジャスターを全部つけるメリットデメリットなど詳しくご紹介します!

この記事を書いたバイオリン奏者
目次

バイオリンのアジャスターは2タイプ

バイオリンのアジャスターには以下の2タイプあります。

  • アジャスター付きテールピース
  • 後付けタイプのアジャスター

それぞれのアジャスターについて詳しくご紹介します♪

アジャスター付きテールピース

アジャスター付きのテールピースは、アジャスターとテールピースが一体化されているアイテム。

比較的、価格が手ごろなものが多いです。

アジャスター付きのテールピースはG線からE線まで、すべての弦にアジャスターが埋め込まれているタイプが主流です。

調弦がとても簡単になるのがメリットなので、初心者の方にはおすすめです。

アジャスターが後付けされているタイプ

アジャスターが後付けされているタイプは、ネジ状のパーツがついているものです。

もともとアジャスターが埋め込まれているバイオリンと違って、こちらは自分で取り外しができます。

このタイプはE線のみに取り付ける場合と、4つの弦全てに取り付ける場合があります。


4つの弦の中でも特に細いE線はデリケートなため、ペグのみだとプロでも調整が難しいです。

そのため、ネジタイプのアジャスターをつけて、微調整をしましょう。

バイオリンのアジャスターを4弦全部つけるのはNG?

アジャスターを全部つけるのはNGではありません。

しかし、メリット、デメリットどちらもありますよ。



実際にアジャスターを4弦全部に付けている方もいます。

しかし、バイオリンのアジャスターを4弦全部つけるのは、NGという声もありますよね。

NGな理由は一体何なのか?

アジャスターを全部つけるメリット、デメリットを知って、正しく使用してくださいね♪

バイオリンのアジャスターを全部つけるメリット

バイオリンのアジャスターを全部つけるメリットをご紹介します。

  • チューニングが簡単にできる
  • 時短になる

バイオリンのアジャスターを全部つけることで、簡単にチューニングができます。

初心者にとってバイオリンのチューニングは難しく、時には10分以上かかってしまうこともあるでしょう。

しかし、アジャスターをつけることで、誰でも1~2分で正しくチューニングすることができます。

チューニングにかける時間が短くなれば、練習をすぐにスタートすることができますね。

バイオリンのアジャスターを全部つけるデメリット

バイオリンのアジャスターを全部つけるデメリットをご紹介します。

  • 音質が下がる
  • 壊れた場合テールピースごと交換が必要
  • 見た目が美しくない

アジャスターを4つ取り付ける最大のデメリットは、楽器本来の音色が失われることです。

アジャスターは1つ約5ℊ。

4つ全てつけると20ℊのため、重さで弦の振動の邪魔になってしまい、音質が下がります。



テールピース型であれば軽くなるので、気になる方はテールピース型の方がおすすめ。

しかし、テールピース型だとネジ等が壊れた場合に全て交換しなければならないので注意が必要です。



また、見た目が気になるという方も多いです。

子供用の分数バイオリンは調整が難しいので、基本的にアジャスターを全部つけます。

そのため全ての弦にアジャスターをつけるのは、お子様や初心者のイメージがあり、恥ずかしいという方もいるようです。



バイオリンは見た目も音も美しい楽器なので、大人の方は調弦に慣れてきたらG~A線のアジャスターを卒業できると良いでしょう。

バイオリンのアジャスターはスワロフスキーや宝石付きも

スワロフスキーや宝石が付いているアジャスターもあります

アジャスターのヘッドにスワロフスキーや宝石が埋め込まれているもの。

ヘッド自体がスワロフスキーや花の形などになっているものなど…

いろいろな形やデザインのアジャスターが販売されていますよ♪

https://twitter.com/LiraViolin/status/1696096769552347303

実際にバイオリンのアジャスターを変えている方も多いです!

一気にイメージが変わりますよね♪

やはり、見た目が素敵だと練習するモチベーションアップにも繋がります。

オーケストラだと目立ちすぎてしまう可能性もありますが、筆者も最近取付を検討しています♪

バイオリンのアジャスターは自分で交換できる?

バイオリンのアジャスターは、後付けタイプであれば自分で交換できます

アジャスターは消耗品です。

ネジの動きが悪くなったり、壊れてしまう場合も。

そうなってしまった場合は、なるべく早めに交換しましょう♪

交換方法は以下の通りです!


E線ループエンドの交換方法

  1. アジャスター上下のネジを外す
  2. 本体部分をテールピースに取り付ける
  3. アジャスターをテールピースの下の穴に通す
  4. 上下のネジをしめる
  5. アジャスターのフックにループエンドを引っ掛けて弦を張る


E線ボールエンドの交換方法

  1. アジャスターの上下のネジを外す
  2. 筒部分をテールピースの穴に通してネジを通す
  3. 上下のネジをしめる
  4. ボールエンドを縦向きにしてアジャスターの溝に弦を通して張る

必ず、楽器が傷つかないように、テールピースの下にクロスやガーゼを敷いてくださいね。

どちらも下のネジはしっかりと締め、上のネジは程よく締めるのがポイントです♪

バイオリンのアジャスター交換の値段

バイオリンアジャスターの値段は、安いもので500円~2,000円

高いものだと10,000円~15,000円程。

アジャスター付きのテールピースは3,000円~5,000円程のものが多いです。



ちなみにバイオリンのアジャスター交換を工房などに頼むと、プラス1,000円前後かかります。

中にはアジャスターを購入すれば無料で交換してくれる販売店もあります。

あまりお金をかけたくない方は自分で交換するのがおすすめ。

しかし、バイオリンはアジャスター1つで音が変わります。

アジャスターを交換したら、雑音が出てしまったり音色が変わってしまったという声もあります。

自分で交換するのが不安という方はプロに頼みましょう!

ヴァイオリンのアジャスターを全部つけるデメリットまとめ

バイオリンのアジャスターを全部つけるのはNGなのかについてご紹介しました。

  • アジャスターは2タイプある
  • バイオリンのアジャスターを全部つけるのはNGではない
  • メリットとデメリットをご紹介
  • スワロフスキーや宝石がついたアジャスターもある
  • アジャスターの交換方法をご紹介
  • アジャスターの交換費用は1,000円~1,500円程度



バイオリンの微調整には欠かせないアジャスター。

メリットデメリットを知って、自分に合ったアジャスターを見つけてくださいね♪

あっぴのバイオリン特典

この記事を書いた人

バイオリン初心者に役立つ情報をXやブログ、公式LINEで発信|講師歴15年|指導人数100名以上|音大卒・教員免許あり|30代・4歳と2歳の姉妹を育てるママ

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