バイオリンの練習場所、みなさんはどうしていますか?
本当は家で練習したいけど、音がうるさいか心配で練習できないというお話もよく耳にします。
実際、バイオリンの音って実際どのくらいうるさいのか?
一軒家なら大丈夫?などなど気になる点をまとめました!
そして、おすすめのバイオリンの練習場所を8選について詳しくご紹介します♪
すぐにできる防音対策もご紹介していますので、ご自身に合った方法をお試しください!
バイオリンの音はうるさい?
バイオリンを練習している音をうるさいと感じる人は多いです。
バイオリンの音の大きさは、90デシベル。
・犬の鳴き声
・セミの鳴き声
・カラオケ店内
・パチンコ店内
90デシベルは上記の音と、同じ大きさだといわれています。
もちろん、この大きさはすぐ近くで聞いた音量。
窓を閉めたりすることで、多少小さくなりますが、バイオリンの音はかなり大きいことが分かりますね。
さらに、普段耳にする音とも比較してご紹介します♪
比較対象 | 大きさ |
飛行機のエンジン音 | 120デシベル |
電車のガード下 | 100デシベル |
バイオリン | 90デシベル |
洗濯機 | 60デシベル |
テレビ | 60デシベル |
掃除機 | 40~80デシベル |
エアコン | 50デシベル |
上記のように、普段の生活音と比べてみるとバイオリンの音はかなり大きいです。
掃除機の音は、近くだとかなりうるさいと感じる方が多いかと思いますが、バイオリンの音はそれ以上の大きさ。
もちろん、バイオリンや音楽が好きな方には、バイオリンの音は心地よく感じますよね。
しかし、バイオリンの音量のレベルを考えると、うるさいと感じる人は多いです。
バイオリンを家で練習できない人は多い?
実際、バイオリンを家で練習できないという方は多いです!
先ほどご紹介したように、バイオリンの音は生活音などに比べても、大きいです。
防音部屋などがある家に住んでいれば安心ですが、現実的には難しいですよね。
マンションやアパートに住んでいる方は、特に近隣住民に気を遣います…
しかし、一軒家なら大丈夫なのか?
詳しくご紹介します♪
マンションでバイオリンを弾くのは苦情が心配
マンションでバイオリンを弾くのは苦情が心配ですよね。
一般的な住宅で許容される音は、昼間は55デシベル、夜は45デシベル以下と言われています。
許容される音を超えると騒音となり、近隣住民に迷惑がかかってしまいますよ。
バイオリンを家で練習した場合、窓を閉めても木造住宅では約61デシベル。
マンションでは約46デシベルが隣の家に聞こえてしまいます。
バイオリンの音は、昼間でも許容される範囲を超えてしまうんですね。
そのため、マンションでバイオリンの練習をするのには、何かしらの対策をする必要があります。
対策方法は後程ご紹介していきますね。
バイオリンは一軒家なら普通に弾ける?
バイオリンは、一軒家なら普通に弾けるとは限りません。
隣の家との距離が近い場合は注意する必要があります。
一軒家でも木造住宅の場合、約61デシベル隣の家には聞こえてしまいます。
そのため、隣の家との距離が近い場合は、何かしら対策を取る必要がありますよ。
RC造の一軒家であったり、隣の家と距離がある場合は普通にバイオリンを弾いても大丈夫かと思います。
しかし、練習する時間に気をつけたり、挨拶に行くなど近隣住民への配慮は必要です!
バイオリンの練習場所はどこがおすすめ?
バイオリンの練習場所をご紹介します!
今回は自宅からレンタルスペース、屋外まで、おすすめの練習場所を8カ所選んでみました♪
ご自身に合った練習場所を見つけてくださいね。
バイオリンの練習場所①自宅
おすすめの練習場所1つ目は、自宅です。
やはり、リラックスできる自宅で練習がしたい!という方は多いですよね。
練習時間を気をつけたり、何かしらの防音対策を取れば、自宅で練習することができます。
マンションでは、楽器の演奏OKの防音設備が整ったところもあります♪
バイオリンの練習場所➁音楽教室の練習室をレンタル
2つ目は音楽教室の練習室です。
音楽教室の練習室はレンタルができます!
料金は30分で700円~1,000円程度。
通っている音楽教室だと、さらに割引がある場合が多いです。
各音楽教室のHPや電話で、予約可能ですよ。
音楽教室なら、周りを気にせず思いっきりバイオリンの練習ができるのは嬉しいですよね。
比較的音楽教室の練習室のレンタル料金は安いのも嬉しいポイント。
しかし、音楽教室でレッスンをしている時間は利用できません。
また、前もって予約などが必要な場合が多いので注意してください。
近くに音楽教室がある方はぜひチェックしてみてくださいね!
バイオリンの練習場所➂音楽スタジオをレンタル
3つ目は、音楽スタジオのレンタルです。
音楽スタジオのレンタルは、個人練習から大人数での練習までさまざまな広さの部屋があります。
個人練習の場合、部屋は5、6畳ほどのスペースで、料金は1時間当たり500円~、1,000円。
安いところだと、ワンコインで使用できるのは嬉しいですね♪
ピアノや譜面台も設備されているスタジオがほとんどです。
音楽スタジオの場合も、電話またはホームページから予約できます。
音楽スタジオは土日はバンド練習などで混み合うことも多いので、早めの予約や平日の利用がおすすめ。
22時すぎまで営業しているスタジオが多いので、お仕事帰りなどでも利用できますよ。
バイオリンの練習場所④公共施設の防音室をレンタル
4つ目は、公共施設の防音室です。
市民、区民センターなどの公共施設には防音室が完備されている場合が多く、レンタルができますよ。
公共施設は、使用料金が1時間あたり300円~600円とリーズナブル。
時間も21~22時ごろまで開いている施設が多いです。
直接、公共施設で受け付けをするか、電話にて予約ができますよ。
しかし、公共施設の防音室は、部屋の数が少ないので予約が取りにくいことも。
早めの予約がおすすめですよ♪
バイオリンの練習場所➄音楽大学の練習室をレンタル
5つ目は、音楽大学の練習室です。
音楽大学の練習室は、在学生でなくてもレンタルができる学校が多いです。
料金は1時間1,200~2,000円とスタジオなどに比べると少し高め。
しかし、部屋の数も多いので、他の施設に比べて予約が取りやすいです。
電話や公式ホームページの予約フォームで、利用可能か確認や予約ができますよ♪
音楽大学の練習室は、受験シーズンなどの利用はできないので注意してくださいね!
バイオリンの練習場所⑥カラオケで練習
6つ目は、カラオケです。
周りの音は少し気になるものの、カラオケで楽器や歌の練習を1人でしている人はとても多いです。
カラオケは、30分単位からフリータイムまで選べるのが魅力的。
予約なしで気軽に行けるのも嬉しいですよね。
料金も30分なら300円ほどでも利用でき、フリータイムでも1,000~1,500円程度。
深夜でも営業しているので、夜遅くに練習したい方や長時間練習したい方にも特におすすめです♪
バイオリンの練習場所⑦車で練習
7つ目は、車です。
車を所有している場合は、車での練習もおすすめ。
費用もかからず、プライベートな空間が確保できます。
住宅街が少ない場所まで移動すれば、音も気になりませんよね。
しかし、スペースが狭いのは難点です。
楽譜が見づらくなる他、バイオリンは弓の動きが大きいため、特に天井に弓をぶつけないよう注意してください。
車でどうしても練習したい場合は、短時間にしておきましょう!
バイオリンの練習場所⑧公園で練習
8つ目は、公園です。
通行人や遊んでいる子供が少なく、住宅が隣接していない広い公園ならバイオリンの練習ができます!
費用もかからず、野外なのでとても気持ちがいいですよ。
しかし、公園によっては楽器禁止の公園もあります。
必ず公園の管理事務所などに問い合わせしてから、利用してくださいね!
また、雨に楽器が濡れてしまったり、湿度が高いとコンディションが悪くなったり、暑すぎると弦が切れたりするので天候には要注意です!
自宅でバイオリンを練習する際の工夫
さまざまなな場所でバイオリンの練習はできますが、やっぱり自宅で練習したい!
そんな方は、自宅で防音対策をしましょう♪
- ミュートをつける
- タオルを使う
- 防音室を設置
- 防音パネルやマットの設置
- サイレントバイオリン
上記の方法で防音対策ができ、自宅で練習ができるようになります!
詳しくご紹介していきます。
ミュート(消音器・弱音器)をつける
バイオリンにミュートをつけることで、自宅で練習ができます。
ミュートには消音器と弱音器があります。
金属製のミュートは特に効果があり、60~70デシベル程度まで音が小さくなりますよ。
テレビの音と同じ位まで小さい音になるので、自宅でも練習することができます。
弱音器は、オーケストラなどでも使用し、柔らかい音色にするもの。
練習用には消音器を使う方が多いです。
ミュートには、金属製のものからゴム製のものまであります。
ゴム製は500円~、金属製でも2,000円~購入できるので、自宅や夜に練習したい方は1つは持ってると便利ですよ。
金属製の方が消音効果は高いですが、楽器の上に落とすと傷がつくので取り扱いには注意してください。
私は下記のマグネット+ゴム製のミュートを使用していますが、こちらは安全性も効果も高いのでおすすめです!
タオルを使って消音する
タオルを使って消音して、自宅での練習ができます!
バイオリンは、中の空洞が振動して音が出ます。
そのため、バイオリンの音が出るF字孔をタオルを使って塞ぐことで、音量を小さくすることができますよ。
少し弾きにくくなりますが、費用がかからずすぐにできる方法です!
防音室を設置する
家に防音室を設置すれば、音を気にせず自宅で練習ができます!
防音室を作るとなると、かなり費用がかかるイメージですよね。
実際にリフォームや注文住宅などで防音室を作る場合、広さにもよりますが約300万程度はかかります。
しかし、費用を抑えたい方や賃貸の方にもおすすめの置くだけタイプや組み立て式の防音室もあります。
0.8畳から5畳など大きさもさまざま。
価格は幅広いですが、中には10万円程度で購入できる防音室もありますよ。
月1.5万円程でレンタルができる防音室もあるので、おすすめです。
防音パネルや防音マットを設置する
防音パネルや防音マットを設置すれば、自宅でバイオリンの練習ができます!
ミュートなど使わずに音を出して練習したいけど、防音室の設置が難しいという方におすすめ。
防音室に比べると、費用も抑えることができます。
防音パネルは、壁に貼り付けるタイプや窓に取り付けるタイプがあります。
防音マットは敷くだけのタイプがほとんど。
価格は厚みや大きさによって異なりますが、厚みはある方がより効果的。
防音パネルは両面テープ、虫ピン、ホットメルトなどで取り付けが簡単にできます。
壁を傷つけずに防音できるので、賃貸の方も使用できますよ。
サイレントバイオリンで練習する
サイレントバイオリンを使うことで自宅で練習ができます!
サイレントバイオリンは、電子変換して音を出します。
アンプに繋いで音を出したり、ヘッドフォンでバイオリンの音を聞くことができますよ。
サイレントバイオリンの音の大きさは60デシベル程度。
テレビの音量と変わらない大きさなので、安心して自宅で練習ができます♪
しかし、サイレントバイオリンは通常のバイオリンよりも200gほど重いです。
また、音の出方が違うので、強弱をつけにくく、良くも悪くも雑音が鳴りません。
家で練習するときはサイレントバイオリン。
教室やレンタルスペースが取れる時は、通常のバイオリンで練習するなどしっかり使い分けることが大切です!
ヴァイオリンの練習場所まとめ
バイオリンの練習場所をご紹介しました。
- バイオリンの音は90デシベルで、うるさいと感じる人が多い
- マンションでも一軒家でも家で練習できない人は多い
- バイオリンの練習場所を8つご紹介
- 防音対策をご紹介
自分に合った練習場所や防音対策で、バイオリンを楽しんでくださいね♪
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