中古バイオリンの注意点と選び方をご紹介します!
お手頃な価格で買える、中古バイオリン。
定価だと高いものがお得に買えると嬉しいですよね。
しかし、中古のバイオリンを購入するのは少し不安という方も多いのではないでしょうか?
中古バイオリンの選び方や注意点、メルカリの中古バイオリンはありなのか?詳しくご紹介します。
中古バイオリンの購入で悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね♪
中古バイオリンとは
中古バイオリンとは、誰かが使用したバイオリンのことです。
実は、多くのバイオリニストは中古のバイオリンを使っていますよ。
中古といえば、一般的には新品よりも価値が下がっているイメージがありますよね。
しかし、いいバイオリンは年月が経ち、使い込まれるほど音色が成熟されます。
そのためいいバイオリンは、中古の方が価値があるんです。
実際にストラディバリウスは制作されて300年以上経ちますが、億越えするものもありますよ。
こういった価値のあるバイオリンは長い間バイオリン奏者に受け継がれて使われます。
しかし、市場価値が高いバイオリンは、選ばれたバイオリン奏者しか手に入れることはできません。
一方で、素人さんが使っていた量産型のものや10万円程度のセットバイオリンは、定価よりも安く購入することができますよ。
ものによっては半額ほどで購入することができるため、とにかく安く買いたい!という方はそういった中古のバイオリンもおすすめです。
しかし、デメリットとして中古のバイオリンには不具合がある可能性もあります。
購入方法や選び方には注意が必要です。
新作・モダンバイオリンとは
バイオリンは、制作された時代によって呼び方変わります。
オールドバイオリンは1600年~1800年頃に作られたバイオリン。
モダンバイオリンは1800年頃から1900年前半に制作されたバイオリン。
新作バイオリンは大体1950年前後から現在までに制作されたバイオリンのことをいいます。
モダンバイオリンはオールドバイオリンに比べるとボディのふくらみがなく、平坦な作り。
現代バイオリンに近い作りになっていますよ。
ストラディバリウスがオールドバイオリンの時代に平坦なバイオリンを作りだし、そこから平坦なバイオリンの作り方が基準となったようです。
新作バイオリンはコンテンポラリーバイオリンともいい、現代的、同世代という意味がありますよ。
新作バイオリンは、モダンバイオリンに形や色が似ています。
オールドバイオリンも新作バイオリンもストラディバリウスを中心としたモデルになっています。
中古バイオリンの注意点&選び方
中古バイオリンの注意点と選び方をご紹介します!
中古バイオリンは、楽器店やインターネットで購入することができます。
楽器店で中古バイオリンを購入する場合は実際に見て、演奏することができるのがメリット。
細かいキズや汚れなども実際に見てチェックできます。
また、楽器店の中古バイオリンはメンテナンスがしっかりされていて、保証もついています。
店員さんに分からないことを聞けるので、中古でも安心して購入できますよ。
あまり知識がない場合は知識がある方や先生に一緒に選んでもらうのもおすすめです。
インターネットの場合は、大手の楽器店などの通販であれば安心です。
しかし、インターネットでは写真では分からない不具合などがある可能性もあります。
保証がついているか?バイオリンのメンテナンス状態はどうか?などをしっかりチェックしてから購入しましょう。
メルカリの激安中古バイオリンはあり?
メルカリの激安中古バイオリンはとりあえず楽器が欲しいならありです。
実際に、筆者も買い替えを前提としている生徒さんにはおすすめしています!
しかし、アプリで購入するのは、それなりのリスクもあります。
見た目はキレイでも、弦や弓の毛は消耗品なので、使い古されていると思いましょう!
ほとんどの楽器はメンテナンスされていないので、ひどいものだと虫食いやカビがあったり、駒が曲がっているなどジャンク品の可能性も。
出品者がそれに気が付かずに販売していることもあり、場合によっては返品ができないこともありますよね。
また、メルカリなどではもちろん保証はついていません。
安く買っても修理などでお金がかかってしまっては本末転倒ですよね。
そのため、メルカリなどで激安中古バイオリンを購入する場合は、5万円以下でとりあえずの楽器が欲しいならありだと思います。
メルカリの激安中古バイオリンの注意点&選び方
メルカリの激安中古バイオリンの注意点と選び方をご紹介します!
メルカリで激安中古バイオリンを購入する場合、保証がありません。
故障していた場合は自分で修理をしたり、メンテナンスをされていないものはメンテナンスをする必要があります。
- 毛替えが必要かどうか
- 弦のスペアはついているか
- 箱、松脂、肩当てなどの付属品はついているか
- 状態は綺麗か
- 大きな修復歴がないか
上記のことを必ず確認して選びましょう。
まずは毛替えをしなくても弾けそうかを確認します。
バイオリンの毛替えは自分ではできないため、毛替えには5,000円~9,000円ほど料金がかかってしまいます。
安く購入してもまたお金がかかってしまっては意味がないので、ある程度はそのまま弾けるかを確認しましょう。
毛の色が黄色く変色しているものは劣化しているため、避けましょう。
また、弦の替えや付属品がついているかも確認しましょう。
バイオリンの弦には寿命があり、半年程度で交換が必要です。
そのため、弦のスペアがついていないと弦が切れた場合に購入しなければいけません(特にE線は切れやすいです)。
他にも松脂や肩当てなど付属品がついているかの確認も大切です。
付属品がついていない場合、別で購入が必要なので、それも考慮して選びましょう!
そして、1番大切な状態の確認は念入りにしましょう。
中古のため多少の小さな傷や汚れなどはあるかと思いますが、写真などでは分からないものもあります。
割れや駒が曲がっているなどないか?大きな修復歴がないか?など…
写真だけでは分からないものは、出品者の方に質問をして確認しましょう。
ここまでチェックできたら、最後は筆者個人としては、楽器の色、ケースのデザインや使い勝手で選んで良いと思います!
素敵な出会いがありますように^^
中古ヴァイオリンの注意点と選び方まとめ
中古バイオリンの注意点と選び方をご紹介しました。
- 中古バイオリンは誰かが使ったバイオリンのこと
- オールドと中古と分けられる
- 新作バイオリンとモダンバイオリンについてご紹介
- 中古バイオリンの選び方と注意点のご紹介
- メルカリの激安中古バイオリンは5万円以下でとりあえずならあり
- メルカリの中古バイオリンの注意点と選び方をご紹介
お得に購入できる中古バイオリンですが、選び方によっては失敗してしまう場合もあります。
失敗してしまうことがないよう、しっかりチェックして選びましょう♪
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