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バイオリンの松脂の塗り方!頻度やつけすぎの基準・対策まとめ

バイオリンの松脂の塗り方!頻度やつけすぎの基準・対策まとめ

バイオリンを弾く時に欠かせないアイテムのひとつが松脂!

でも、いざ松脂を使っていると正しい塗り方やつける量に迷ってしまいますよね…

特に独学でバイオリンを学んでいる方だと、先生からのアドバイスがないのでより不安に感じてしまうことも…




そこで、今回バイオリンの松脂の塗り方についてご紹介!

さらに新品の松脂の使い方や塗る頻度、つけすぎた時の対処法など詳しく解説していきます!

この記事を書いたバイオリン奏者
目次

バイオリンの松脂の役割

バイオリンの松脂には、弓の毛に引っ掛かりを与える役割があります。

そもそも松脂を塗っていない弓で弦を擦ると、ツルツルと滑ってしまい全く音が出ません

そこで弓の毛に松脂を塗ることで、毛の表面に粉が付きます。

その粉が弦を擦った時に引っ掛かり、弦をしっかりと振動させることで、音が出るようになるのです。



バイオリンの松脂でおすすめは?

お店でバイオリンの松脂を見に行くとたくさん種類があって迷いますよね…

ここではおすすめのバイオリンの松脂を3つ紹介していきます。

  • BERNARDEL(ベルナルデル)
  • Archet Alto(アルシェ アルト)
  • Bespoke Supple(べスポーク サプル)

それぞれの松脂について解説していきます。


BERNARDEL(ベルナルデル)

BERNARDEL(ベルナルデル)

初心者から上級者まで幅広く愛用されている定番の松脂!

松脂の質感がさらっとしていてベタベタしないのが特徴。

そのため、演奏後に粉を拭き取る際も楽に掃除しやすく、扱いやすい松脂です。



Archet Alto(アルシェ アルト)

Archet Alto(アルシェ アルト)

バイオリンらしい暖かみのある音色出せる松脂。

質感はさらっとしつつも、若干粘度があるため、弓の毛がしっかりと弦を捉えてくれます。

少し粘度があるので、弾く時に落ちる粉が少なく、清掃しやすい上に塗る頻度も抑えられます。



Bespoke Supple(べスポーク サプル)

現在筆者が愛用しているのが、Bespoke Supple(べスポーク サプル)です。

高級松脂ということで、最近人気が出ています!

サプルとクリスプの2種類があり、混ぜるとさらに良いと聞いてもう1種類購入するか考え中です^^

音色が一段階良くなったので、ぜひお試しください。

バイオリンの松脂の塗り方

バイオリンの松脂の塗り方を解説していきます!


まずは弓の毛を張りましょう。

張る目安は、弓の真ん中あたりの隙間で弓の竿1本分の空間ができるくらいまで、弓の毛を張りましょう。

だいたい7~8mmほどになります。

弓の毛が張れたら松脂を弓の毛に軽く押し当て、弓元から弓先まで満遍なく往復2~3回塗っていきます。

この時、毛がバラバラになるくらい力を入れて塗ってしまうと弓を折る可能性があります。

適度な力加減で塗るようにしていきましょう。

弓先と弓元は松脂が塗りにくいため、薄くなりやすいです。

そのため、それぞれを丁寧に細かく何度も塗るようにしましょう。



バイオリンの松脂を塗る頻度

バイオリンの松脂を塗る頻度は、バイオリンをどれだけ弾くかによって変わっていきます。

1日2時間以上バイオリンを弾く場合は、毎回弾く際に往復2~3回塗るようにしましょう。

それ以外の場合は、2~3日に1回往復2回ほど塗るようにしましょう。

上記はあくまでも目安となります。





松脂をつけすぎると…

  • ガサガサとした音が出る
  • 松脂の粉が宙を舞う
  • 弦の下や指板が粉で真っ白になる

この場合は、弓についた松脂を落とす必要があります。


反対に松脂が足りないと…

  • 音が出にくい
  • 弓がツルツルと滑る

その場合は、松脂をしっかりと塗るようにしましょう。



バイオリンの松脂をつけすぎたら

バイオリンの松脂をつけすぎというのは、バイオリンを弾いていて粉が目の前を飛んでいる状態になります。

弓の毛を張り替えた時など、松脂の塗り加減を間違えてしまうこともあると思います。

もし松脂をつけすぎてしまった場合は、弓の毛の表面を軽くティッシュペーパーで拭き取るようにしましょう。

その際に、力強く拭いてしまうと摩擦で熱が発生し、松脂が溶けてしまうので注意しましょう!




また、布や手で拭き取ると、繊維が弓の毛に残ってしまったり、弓の毛が汚れてしまいます。

そのため、松脂を拭き取る際は必ずティッシュペーパーを使いましょう!



バイオリンの松脂がつかない!新品の使い方

新品の松脂はそのままの状態で塗ってもツルツルと滑って粉がつかず、音が出ません。

そのため、松脂の表面を紙やすりで軽く削るようにしましょう。

すると、だんだんと松脂の表面が白っぽくなっていきます。

この状態でようやく粉がつくようになるので、新品の松脂は表面を削るようにしましょう。




もし手元に紙やすりがない場合は、カッターナイフで格子状に細かく傷をつけてみてください。

そうすることで、弓の毛に粉がつくようになります!



バイオリンの松脂の寿命はどのくらい?

バイオリンの松脂の寿命は、松脂の状態が悪くなければ10年以上使うことができます。

極端に高温あるいは低温の場所、多湿な場所などの過酷な環境に松脂を置いてしまうと劣化しやすいです。

そういった場所で保管しなければ、松脂は劣化しにくく、長持ちしてくれるので、保管場所に注意しましょう!


バイオリンの松脂が割れたら溶かすと良いって本当?

バイオリンの松脂は高温になると溶けるので、割れてしまってもくっつけることは可能です。

大きく割れてしまった場合は、割れた表面をドライヤーで温めます。

少し溶け始めたら接地面をくっつけ、固まるまで待ってみましょう!




細かく割れてしまったり、粉々に割れてしまった場合は、湯煎で全体を溶かしていきます。

小さめのシリコン容器に松脂を全て入れ、湯煎で少しずつ溶かしていきます。

全体が溶けてたら湯煎から外し、冷えて固まるまで待ちましょう。




シリコン容器にすることで、型から外しやすくなります。

小さめの容器にしないと平ぺったい松脂になってしまうので、お菓子用の小さなシリコン容器をおすすめします。



バイオリンの松ヤニの塗り方まとめ

ここまでバイオリンの松ヤニの塗り方をまとめました。

  • バイオリンの松脂には弓の毛に引っ掛かりを与える役割がある
  • おすすめのバイオリンの松脂3選
  • 松脂は往復2~3回満遍なく塗る
  • 新品の松脂には紙やすりかカッターナイフを使う
  • 割れた松脂は熱で溶かしてくっつける


ぜひ、参考にしてみてください!

あっぴのバイオリン特典

この記事を書いた人

バイオリン初心者に役立つ情報をXやブログ、公式LINEで発信|講師歴15年|指導人数100名以上|音大卒・教員免許あり|30代・4歳と2歳の姉妹を育てるママ

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