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バイオリンは肩当てなしでもビブラートできる?構え方の違いとは

バイオリンは肩当てなしでビブラートできる?

バイオリンは肩当てなしでビブラートできるのかについてご紹介します!



バイオリンは肩当てなしで弾くと、音が良くなるといわれていますよね。

しかし、バイオリンは肩当てなしでもビブラートはできるのか?

また、肩当てなしでどうやって構えるの?などなど、気になりますよね。

バイオリンを肩当てなしで弾くメリットやデメリット、構え方の違いなどご紹介します。

この記事を書いたバイオリン奏者
目次

バイオリンを肩当てなしで弾く人の割合

バイオリンを肩当てなしで弾く人の割合は少ないです。

具体的なデータはありませんが、バイオリン歴28年、講師歴15年の筆者の体感では2~3%かなと思います。

筆者自身は肩当てがないと楽器を安定して構えることができません。

肩当ては、バイオリンを支えるのを手助けし、安定させてくれます。

そのため、左手を自由に動かせるようになります。

しかし、合わない肩当てをしていると体の痛みの原因になったり、バイオリンを正しく構えられなかったりします。

中には肩当てなしを推奨する先生もいますが、賛否両論あるため、どちらがいいとは言い切れません。

メリットとデメリットを理解して、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

バイオリンを肩当てなしで弾くメリット

バイオリンを肩当てなしで弾くメリットは以下の通りです。

  • 音が響く
  • 上手くなる
  • 正しい姿勢で弾ける



肩当てなしの1番のメリットは音が響くということ。

バイオリンは弦の振動が駒を通って表板や裏板に伝わり、中の空洞に共鳴して音が出ます。

しかし、肩当てがついていることで振動の邪魔をしてしまうのです。

そのため肩当てを外すことで、音が響きやすいといわれていますよ。



さらに肩当てなしだと直接バイオリンが鎖骨に当たるため、演奏中に振動を感じやすいです。

弾いていて気持ちよく音が体に伝わってくる、という意見もあります。



また、肩当てなしの状態が骨格に合えば、無駄な力が入らずに正しい姿勢でバイオリンを持つことができるそうです。

バイオリンを肩当てなしで弾くデメリット

バイオリンを肩当てなしで弾くデメリットは、以下の通りです。

  • 姿勢が安定しない
  • タコや痣ができやすい


肩当てなしでバイオリンを弾くと、多くの人は姿勢が安定しないため、楽器がずれ落ちてきてしまう可能性があります。

ビブラートやポジション移動は特に難しく、慣れるにしても少し時間がかかってしまいます。


また、肩当てなしだと直接バイオリンが鎖骨にふれるためタコや痣ができやすくなる場合がありますよ。

もしも肩当てなしで体に痛みが出る場合は、多くの方と同じように肩当てを使用するべきです。

肩当てなしにチャレンジしたい方は、無理をしないことが大切です。

バイオリンは肩当てなしでもビブラートができる?

バイオリンは肩当てなしでもビブラートはできます

しかし、肩当てなしでビブラートができるようになるまでにはそれなりに練習が必要です。

デメリットでもご紹介したように、肩当使用時に比べて、肩当てなしはバイオリンが安定しにくいです。

そのため、しっかりとバイオリンを支えることができていないと、バイオリンがずれてしまいますよ。


肩当てなしにチャレンジした方のほとんどはビブラートで苦戦します。

ビブラートが上手くかからないのであれば、肩当てなしで演奏するのは諦めるのが無難でしょう。

バイオリンの肩当てなしの構え方

バイオリンの肩当てなしの構え方をご紹介します。

  1. バイオリンを鎖骨と顎でしっかり挟みます。
  2. 親指の付け根と人差し指の付け根と指先でバイオリンを軽く支えます。



バイオリンは顎と鎖骨でしっかりと挟みます。

肩ではなく鎖骨と顎で挟むのがポイント。

肩で挟んでしまうと、裏板が方に当たってしまい、メリットが生かされないため注意してくださいね。

肩当てなしにした場合、肩が上がりやすくなってしまいます。

肩が上がらないように、顎を後ろに引くのがポイント♪

しかし、バイオリンが下に下がってしまうと安定しないため、バイオリンが上向きになるようにしてください。


また、肩当てありの場合は左手は自由ですが、肩当てなしの場合、左手でもある程度バイオリンを支えます。

そのため、ビブラートやポジション移動には練習が必要です。

しかし、慣れるとしっかりとバイオリンが安定するようになりますよ。

バイオリンを肩当てなしで演奏するプロのバイオリニスト

バイオリンを肩当てなしで演奏するプロのバイオリニストもいます

・堀正文さん
・寺神戸亮さん
・徳永二男さん

日本人では上記の方が肩当てなしで演奏されています。

特に肩当てなしで演奏されている方は、男性の方が多いですね。

女性に比べると肩幅もあってしっかりとしているため、男性の方が合いやすいのかもしれませんね。

しかし、中には、肩パットを入れているという方もいるようですよ。

ヴァイオリンの肩当てなしでビブラート・構え方まとめ

バイオリンは、肩当てなしでビブラートできるのかについてご紹介しました。

  • 肩当てなしの方の割合は少ない
  • 肩当てなしのメリットとデメリットをご紹介
  • バイオリンは肩当てなしでもビブラートができる
  • プロのバイオリニストをご紹介
  • 肩当てなしの構え方をご紹介


バイオリンの肩当てなしには多くのメリットがあります!

しかし、肩当てなしにはデメリットもあり、体の構造上肩当てがどうしても必要な方もいます。

ぜひ、自分に合ったスタイルを見つけてくださいね♪

あっぴのバイオリン特典

この記事を書いた人

バイオリン初心者に役立つ情報をXやブログ、公式LINEで発信|講師歴15年|指導人数100名以上|音大卒・教員免許あり|30代・4歳と2歳の姉妹を育てるママ

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